彼も紆余曲折がありました。
中学時代の成績低迷、高校では抜群の成績で学年20位以内、
選抜クラスに上がってからの挫折。
長く彼を指導し、ともに歩んで調子の良し悪しを感じながら
それでもよく頑張った成果が大学合格という喜ばしい成果を得ました。
しかも彼のやりたい、学びたい宇宙工学や素粒子物理学が学べる
最高の大学、学部でした。
彼はもう少し別大学にも挑戦したいと言っていましたが、
高3になって精神的に不安定になっていた時期もあって
そばで見ていて、心配していました。
不安定さの中、合格切符を手にして喜びもひとしおでしょう。
保護者様からも泣きながら「今まで有難うございました」と。
精神的に不安定になって保護者(お母様)もかなり気にされていました。
何度か「うちの子だめなんじゃないか?」とか
「どこか予備校か塾に通わせたい」と心配されていました。
「私が着いていますから大丈夫ですよ」と安心させるのも一苦労。
実際本当に大丈夫か私も自信がありませんでした。
願書と一緒に志望理由等の提出があり、代筆しました。
本人が書いた下書きが全然だめでしたが、なるべく彼の表現を使って
書き直しました。書き上げた志望理由等に自分の書いたことが
きちんと入っていたので、(しかもプロが仕上げましたから)納得して
そのまま清書書きして提出したそうです。
一応担任の先生に出してチェックしてもらったらしいですが、
⚪️⚪️君、こんなに書けたんだ。と担任も脱帽で手直しなし。
当たり前でしょう、プロがその子を知り尽くしたうえで書き上げたのだから。
もちろん本人の下書きを使ったし。でも「塾の先生に手伝ってもらった」と
担任の先生に正直に言ったそうです(あちゃ〜)。
とにかく合格おめでとう。
他に受験する大学はある程度聞きました。
夢に向かって走れ!
こうやって子供たちの成長を身近で見られるのは本当に素敵な仕事だと
私は自分のしごとに誇りを持っています。