2013年1月31日木曜日

1月も終わります

ネクサス進学会、塾の雰囲気が随分と変わりました。

初心に戻って12月から改革して、私の生徒との接し方も心理カウンセリングのセオリー通りに戻しました。

昨年4月から自分なりに『塾っぽく』みたいに考えて、厳しく指導をして服装も私自身変身し、ネクタイ姿にしました。

でも、何か違う。子供たちも違和感があったのでしょうか?

7月からは私一人でヒートアップしていましたが、生徒が着いてこない。

あるいは着いて来られない。

努力を自分に厳しく課し、生徒たちにも「しっかり!」「集中しろ」「宿題はきちんとやれ!」など。





私もこの子たちにはそういうやり方が通じない、合わないと悟りました。

ネクサス進学会も、以前立ち上げた寺子屋も心理カウンセリングの技法を取り入れて

生徒との信頼関係をしっかり築いて、子供の様子をいつも観察しながら勉強のやり方、問題の考え方などを教え、解き方はあまり教えない、つまり『教えない指導』をしてきました。

冬期講習からガラリと私が変身して服装も変えて、接し方も変えました。

徐々に子供たちに笑顔が戻り、取り組む姿勢に変化が生じました。

もちろん良い方向へです。

「やる気が出ない・・・」とぼやく生徒がいなくなり、以前は私語も多かった生徒たちが

黙々と取り組む様に変わってきたのです。



子供たちとの接し方がこんなに影響して、冬休み明けのテストでは良い点を取る生徒が多数出ました。



分からないと積極的に質問するようになりました。宿題を守るようになりました。

うちの生徒は皆ナイーブな子供たちです。

きっと私はこの子達に、そして親御さんたちに選んで戴けたのでしょう。

嬉しく思います。


空回りしていた受験間近の中3生、遅ればせながらラストスパートがかかっています。

「うちだと勉強出来ない」と言って毎日のように次週に来ます。

自習と言ってもきちんと面倒見ています。宿題のチェック、国語塾での論説文指導、文学史指導、あるいはその子の得手不得手の確認と課題、指示しながら

そして時にはお悩み相談や高校進学後の話しなども居残りでしたり。

この子達はこんな先生を求めていたのでしょう。

うちはバリバリの進学塾ではありません。

多くの科目を一人でこなし、予備校クラス、難関校受験向けの授業を多々経験してきた元心理カウンセラーの塾長がその子に合わせて細かく指示して、解けない問題、苦手な単元の復習や確認、考え方を教えたり、考えさせたり。

文学史の知識は私立高校受験に必要なので、冬期講習を使って教え込み、正月特訓と休み明けで復習しました。文学史は出題されますが、学校では扱いません。

大手進学塾でどこまで指導しているのでしょうか?国語指導の出来ない国語担当が多いかと思います。


うちは国語塾のメンツにかけて読解と論策、そして文学史はしっかり教え込みます。

やる気になってきた生徒たちに、受験が終わったら現中1生も国語塾で読解と作文、要約などと共に語彙力アップの指導もと考えています。





あとひと月で学年末、都立入試はあと23日、私立はあと10日です。

「早く入試が終わらないかなぁ・・・」とぼやいているうちにあっという間です。

私が受験生(高校受験時)は2月は学校へ行きませんでした。

理由は1.学校へ行っても時間が無駄で自分に必要な勉強が出来ない。
     2.つい、友達とおしゃべりしてしまう(時間の無駄)
      3.風邪等移されたくない。
       4.一人で落ち着いて最後の仕上げをしたかった。

親に学校に行っても勉強にならないから、休ませてほしいと言いましたが

「あなたがそう思うなら、自宅や図書館で好きなようにしっかり勉強しなさい」と反対しませんでした。

学校には「自宅にて勉強させます」と連絡を入れただけでした。

学校側も「岡田がいなくて清々する」くらいかな?

都立とか眼中になく、私立難関校だけがターゲットで「落ちたらどうしよう」という不安との闘いでした。

無事第二志望(1は慶応の付属、2は国立大学進学可能な有名進学校)に進学を果たしました。

「勉強したいから学校休みたい」なんてあまり考えないかと思います。

でも私はそうしました。親も静かに自宅で取り組んだ方が良いのが分かってくれたのでしょう。

自宅でダラダラという子供でもなく、テレビなど全く見ない(今でも見ない)子供でしたから。



さぁ、入試や学年末まで走れ!そして暖かい爽やかな春を迎えましょう。

春期講習では次学年の準備に追われます。3月中に総復習、春休みは先取り学習です。




子供たちを暖かく包み込む、楽しく一緒に学ぶ姿勢、それが岡田流。

でも国語指導は学年レベルに合わせますが、クオリティは大学受験予備校クラス。

2月も熱いな。外は寒いけど。

2013年1月12日土曜日

15歳のきみへ

当塾では生徒にVもぎ(進学研究会)を受験してもらって、本番練習+参考データとして活用しています。試験後には国語塾受験生版として利用しています。

明日、13日は最後のもぎに挑みます。

都立もぎなので5教科ですが、最近は英数国に絞った指導をしていました。

理科・社会は自主勉(暗記中心)と過去問での確認です。

頑張れなんて、決して言いません。


落ち着いて、実力をぶつけて来い!それだけです。

私は時に厳しく、時に甘く、指導してきました。


そして力が付いたのを、手応えとして実感しています。

「緊張して頭が真っ白になる」・・・、先生も受験の時そうでした。

緊張は集中力を高めます。やったことが不思議と次々と頭の引き出しから出てきたり、

ひらめきが出ます。


気負ってどうにもならないとき・・・すぐ解ける問題だけやって3分目を閉じましょう。
先生はそうやって一度試験会場からちょこっと魂だけ抜けだし、そして再び解き始めました。
あら、不思議!全く分からなかった問題がすらすら解けていく。
これは「神様が舞い降りた」瞬間でした。



大丈夫だよ!岡田先生太鼓判。

もし自信がないなら・・・、なくていい。本番までに自信をあげよう。

思ったほど悪い結果ってないよ。悪いことばかり心配していると『実現して』しまうから

毎日精一杯勉強に取り組みましょう。